● 全国有効求人倍率（厚生労働省2月1日発表）

2021年平均は1.13倍（前年-0.05pt）と3年連続マイナス、2014年（1.09倍）以来の水準に落ち込みました。
21年12月は1.16倍（前月+0.01pt）と、
コロナ以降の底値である2020年秋の1.04倍からは徐々に持ち直していますが
コロナ前の2018～2019年にかけて1.6倍を超えていた水準には遠い結果となっています。

厚生労働省は「感染拡大による経済への影響が出た一方で
新たに仕事を求める活動は活発となり有効求人倍率の低下につながった」としています。

　
● 全国完全失業率（総務省2月1日発表）

2021年平均は2.8%（前年から横ばい）、2021年12月は2.7%（前月比-0.1pt。）
コロナ前の2019年の水準である2.4%には戻りませんでした。
感染拡大の繰り返しで、日本の雇用情勢の回復は鈍化しています。
完全失業者数は193万人と前年から2万人増え、2年連続の増加となっています。
　　

● 愛知労働局からは、12月の愛知県内の雇用情勢について発表がありました。

　詳しくお伝えします。

　愛知県は5か月ぶりに上昇。
　一部に持ち直しの動きが見られますが、 引き続き注意する必要があります。　　　

　(※すべて季節調整値)　　　

有効求人・求職の状況

● 全国の有効求人倍率は 1.16倍 ／対前月+ 0.01pt
● 東海の有効求人倍率は 1.23倍 ／対前月 - 0.01pt

● 愛知県の有効求人倍率は 1.21倍 ／対前月 + 0.01pt　★5か月ぶりに上昇
● 有効求人数は 125,993人 ／対前月 + 2.4 ％　
● 有効求職者数は 103,816人 ／対前月 + 1.5 ％

　(※すべて季節調整値)

新規求人・求職の状況

● 新規求人倍率は 2.36倍 ／対前月 + 0.13pt　★2か月ぶりに上昇
● 新規求人数 は 43,176人 ／対前月 + 0.9 ％
● 新規求職者数は 18,261人 ／対前月 - 4.9 ％

　(※すべて季節調整値)　　

出典：愛知労働局「職業安定業務統計資料」

正社員の状況

● 正社員の有効求人倍率は 1.14倍 ／前年同月より 0.22pt 増加。　★6か月連続で１倍台

　　(※すべて原数値)　　　
　　　　　

現在の日本国内の労働力調査

出典：総務省統計局「労働力調査(基本集計)」