2020.05.22
口コミサイトの信憑性 <愛知の転職コラム vol.009>
こんにちは。コンサルタントの青島です。
皆さんは転職活動をする際、口コミサイトをご覧になりますか?
我々も求職者様とお話する中で、応募検討企業について「こちらの会社、○○という口コミサイトにこうやって書いてあったんですが」や「口コミサイトを見る限り不安があります」などといったお話を聞きます。
今日はそういった口コミサイトの信憑性や見る際の注意点などについて書かせて頂きます。
皆さんが転職活動をする中で、応募を希望する会社や気になる会社があった時、検索エンジンで検索をすると口コミや評判が書かれているサイトも表示されることがあると思います。
ついつい会社の評判や職場環境などが気になり見られた方も多いと思いますが、一番に言えることとして転職口コミサイトに記載されている内容を鵜呑みにしてはいけません。
情報としてご覧いただく分には良いですが、あくまでも一つの情報として留めておくだけにするのが良いと思います。
口コミサイトに書き込みをする人はあくまで個人になりますので、個人の主観が大多数を占めます。
また書き込みをする方のほとんどは退職をした方になるという点も重要です。
退職をするという時点で会社に不満があったり、満足しないことがあったりした方です。
会社には複数の方が所属していますので、その会社の文化や環境に不満を持っている方が個人の主観で書いているということを忘れてはなりません。
またその方だけ不満があるということもあります。
皆さんも思い当たると思いますが、わざわざ転職サイトで前の会社の良いところを書き込む人はあまりいないと思います。
たいていの方はネガティブな感情をぶつける気持ちで書く人ではないでしょうか。
どれだけ気にしないようにしても長時間労働やブラック企業など書かれていては気になってしまうのは事実です。
そこでご自身の中で口コミサイトの情報を冷静に判断する視点が重要です。
例えば、「①残業が多くてブラックだ」という書き込みと「②残業が月30時間もあってブラックだ」という投稿があったとします。
前者に関しては客観的な数字が一切なく完全に個人の主観や感情を基に書かれています。
それに対して後者に関しては書き方的に残業が多いという主観があるものの、客観的事実(具体的な数字)が書かれています。
このように情報一つとっても①のような書き込みだけを見て判断するのではなく、書かれている内容が気にするだけの内容なのかどうかを判断する必要があります。
また一つの口コミサイトの情報だけでは偏りが出てしまいますし正確性に欠けます。
数件の書き込みだけでの判断は非常に危険ですので注意ください。
冒頭でも書かせて頂きましたが、口コミサイトに関しては情報のひとつであるというだけに留めておいてください。
中には信憑性の高い情報があるかもしれませんが、ほとんどが主観や感情を中心とした書き込みで信憑性の低い内容が大多数だと思います。
口コミサイトの書き込みの内容だけで判断してしまっては可能性が大きく狭まってしまいます。
あくまでも働くのは求職者様自身になりますので、実際に面接の場などで見て感じていただくのが一番です。
それでも不安になる場合には、我々のようなエージェントは実際に企業様とやり取りをしていますので、担当コンサルタントに相談してみてください。
昔に比べて情報の取得が容易になっただけに悩んだり混乱したりすることがあると思います。
皆様の転職活動が実りあるものになるためにも参考になれば幸いです。