2020.11.11
キャリアについて考える編① <愛知の転職コラム Vol.027>
こんにちは。コンサルタントの伊藤です。
これからの記事では、「キャリアについて考える編」と題しまして、
キャリア構築やキャリアビジョンについてなど
皆さまと「キャリア」について考える時間を過ごせるコラムをお送りしたいと思います。
「キャリア」という言葉。普段何気なく使っていますが、
キャリアという言葉の捉え方は人によって様々です。
昇進、昇格と捉える人もいれば、単純に職歴と捉える人もいると思います。
今回はまず、「キャリア」という言葉の概念について
少しだけ整理してみようと思いますので気軽にお読みください。
米国のリー・J・リッチモンド教授(カウンセリング学会元会長)によると、
英語の「career」はもともと"小道、通り、道"を意味していたそうです。
そのうちに"何かを追求する道筋、
天職を探し求める旅路"を意味するようになったとの事です。
最近では「人の果たす役割」「仕事と余暇」などと定義されることもあるようですが、
解りやすく言うと「生涯にわたる職業選択に関わる活動・態度」と捉えられる事が多いようです。
「キャリアアップ」「キャリアダウン」という言葉を耳にしたことがあると思います。
何を持って「アップ」「ダウン」とするかは人それぞれですが、
給与が上がる、役職が上がる時などはキャリアアップ出来たと捉える事が多いと思います。
逆に、減俸、降格した時はキャリアダウンと感じるのではないでしょうか。
キャリアについて学んでみると、「アップ」も「ダウン」も無く、
「発達」すると考えられていました。
仕事をしていく中で、技術の習得・知識が蓄積されることで、
組織内での役割が変わり、責任も増えていくわけです。
一方で家庭や地域活動への参加機会も増えてくるため、
職業に対する考え方にも変化が出てきます。
この様な考え方、価値観の変化を「発達」と表現しています。
私自身も振り返ってみれば、
20代の頃と40代半ばになった今とでは仕事に対する考え方は変化してきたように思います。
結婚して、父親になり、転職を経験して今に至りますが、
その時々で役割も変わり、周囲の人の支えや影響を受けて今現在があります。
そう考えると、「キャリア」とは上げたり、下げたりというよりは、
自分自身で磨いていくものなのではと思いました。
2020年は新型コロナウイルスの世界的流行により、
私たちの生活スタイルが大きく変わった1年でした。
仕事ももちろんですが、暮らす場所について考える方も、今後は今まで以上に増えてくる気がします。
静岡でキャリアについて考えたい方は是非ご相談にお越し下さい。
お待ちしております。
この記事を書いたコンサルタント:伊藤 雅隆(Ito Masataka)