2020.12.09
【実践:面接編】志望動機はどう伝えれば良いか <愛知の転職コラム Vol.031>
こんにちはキャリアコンサルタントの種市です。
前回に続いて面接での応答、今回は志望動機についてです。
(参照:前回記事 『面接対策 一次面接編:「最後に質問ありますか?」の模範回答とは』)
中途採用において、本質的には、何ができるか・何をもたらすかがジャッジ要素なので
実は他の質問に比べるとそこまで大きな要素ではありません。
※未経験者採用の場合は別で意欲が重視されるので、
今回はあくまで経験を活かす場合
とは言え、採用側が志望動機をマイナスに捉えるケースとして以下のようなものがあります。
❚ 採用側が志望動機をマイナスに捉えるケース
◆ 企業規模によって求められる役割がある場合
上場企業/中小企業/スタートアップかによって求められる役割が変わるので
現職と企業規模が変わる場合は、求められる役割を踏まえた上で志望動機を用意しておいた方がよいです
◆ 複数の候補者を選考している場合
枠が一つだとすると、採用側も人なので、最後は志望意欲でジャッジするケースがあります。
◆ 合否のジャッジを迷っている場合
これはそれまでの選考で決め手に欠けているので、志望動機以外の要素が強いんですが
採用したくない理由を探して、志望動機も無いよねという結論になる事があります。
❚ 志望動機をプラスに働かせるには
「自分が目指す(やりたい)事との整合性をつける」事が重要です。
例えば、経理の募集として「キャリアとして財務を目指しているので、
今回のポジションで資金繰りの経験を積む事が目指すビジョンへの近道です」と回答したとします。
これにより採用側は「目標があるので長く頑張ってくれそう」
「パフォーマンスが高そう」といったようにプラス評価に繋がります。
現時点から将来に向けての整合性を整理すると、質問者の納得度が上がります。
またエージェント経由での応募の場合は、
紹介されたから応募したんでしょうという印象を与えないためにも、
御社のことはよく知った上で応募していますということをアピールするため
応募企業について調べる準備もしておいた方が良いです。
今回のコラムを書いたコンサルタント:種市 一仁(Taneichi Kazuyoshi)