リージョナルHERO

転職成功者インタビュー

リージョナルキャリア愛知で転職した方々に体験談をお聞きしました。

担当コンサルタントが導き出した最適解はポジションUP。仕事も暮らしも理想を実現。

名南共同エネルギー株式会社
倉敷洋平さん(仮名・経営管理/購買職) 33歳

転職回数
0回
転職期間
エントリーから内定まで29日間

東北大学の大学院を卒業し、大手企業の中でも安定性の高い電力会社に就職した倉敷さん。その企業にいれば、どこに転勤しても通えるという場所に家を建て、妻と子ども達との暮らしを楽しんでいた。しかし、勤務先の企業が出資する大規模な新会社への出向が決まり、東京で単身赴任することに。家族と会えるのは週末のみという暮らしに変わってしまった。そして程なく、新型コロナウイルスが流行。自宅でテレワークする日が増えて遅い時間までテレビ会議をする日々だったが、家族と共に暮らせることに幸せを感じていた。そしてある日、「もう東京には戻りたくない」という自分の気持ちに気付く。転職で手放すのは惜しいと思われたキャリア。しかしその経験を存分に活かし、今は経営全般を任されるほどの活躍を見せている倉敷さん。どんな転職活動だったのか、詳しく伺った。(※本記事の内容は、2022年9月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職前

業種
電力
職種
プラントエンジニア→経営管理
業務内容
プラントエンジニアを経て、大手電力2社の合弁会社へ出向。火力発電所の経営方針策定、経営モニタリング、経営への状況報告等に従事。

転職後

業種
発電(エネルギー)
職種
経営管理、購買業務
業務内容
経営計画策定およびコスト削減業務。蒸気を精製する際に使用する石炭の購買業務。人事として会社の制度見直しなど管理部門全体の業務に携わる。

担当コンサルタントのポジション提案に、目から鱗。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

私の勤務先「名南共同エネルギー」という会社は、名南コンビナートという工場地帯の中で、海外から輸入した石炭を燃料として蒸気や電気といったエネルギーを近隣の工場へ供給している会社です。コンビナート内には蒸気を元に食品・飼料および医薬品等原料を製造する様々な工場があり、そのインフラ部分を担っています。

私が担当しているのは経営管理をはじめ、労務、設備の保全、社内教育など。かなり幅広く担当しています。

経営管理は、会社の数字の取りまとめや会社の戦略を練る仕事。一年、中期、長期などのスパンで計画を立て、利益水準値を設定。営業は何をするか、保全部門は何をするかなど、各部門の目標を決め、会社全体が目指すところを示す、いわゆる旗振り役。かつ、人数が少ないため各種検討の実行も兼務しています

現在は半田市に住んでいて、勤務先の知多市の本社までは車で30分ほどかけて通っています。入社して約2年が経ちました。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は岩手県です。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんに憧れ、東北大学へ進学。化学・バイオ工学科で、応用化学、生物化学、化学工学を学びました。その中でも興味を持ったのが化学工学です。

化学工学とは「全体最適」の視点で化学プラントを設計・運用改善することを取り扱う学問で、取り扱うプラントのスケールが大きいですし、考え方が面白いと思ったんです。

大学院では燃焼の最適化(低NOx燃焼)を研究しており、大学で学んだ燃焼・化学工学の知識を活かして社内貢献したい、と考えて新卒入社したのは中部エリアにある大手電力会社。入社後は火力発電部門で、発電所の運転業務、計装制御関係の設備保全業務および新設発電所の設計業務を担当していました。

事業所立地の都合上、転勤先は名古屋市と知多半島のみだったので、すべての場所から通勤圏内である半田市に家を買い、そこでずっと暮らしていくつもりでした。

しかしその後、勤めていた企業が出資し、火力発電をメインとする大規模な新会社を設立することに。勤務先は東京で単身赴任になるけれど、大規模な事業に携わってみたいと思い、新会社へ出向することに決めました。

担当していたのは、25ヶ所ある火力発電所の経営管理。発電所の運転や保全の予算、目標を管理する仕事だったので、予算を取りまとめ、戦略を考え、その通りに進んでいるか、差異理由などを分析していました。

転職のきっかけは?

前職では単身赴任をしていたので自宅に戻るのは週末のみでしたが、新型コロナウイルス流行に伴い、在宅勤務が増えたんです。自宅で家族と暮らしながら仕事をしていると「東京へ戻りたくない」という思いが強くなってきて。子どもの成長が間近で見られないこともあり、家族と離れてまた東京で暮らすことがすごく寂しく感じられました。

前職での仕事は新鮮で面白さも感じていましたが、出てきた数字を分析することが多く、自ら現場で手を動かせない、自らのエンジニア能力を伸ばせないため、じれったさを感じていました。もっと自分で手を動かして成長したい!と思っていたんです。

それから、今後のキャリアビジョンがうまく描けないと感じていたこともあります。経営管理を担当してはいたのですが、会社の規模が大きすぎて、ビジネスモデル全体を把握しきれていなかったですね。もう少し小さな規模の会社で、ビジネスモデル全体をしっかり理解した上で本当にやるべきことを整理し、優先順位をつけ、自分の手を動かして成果を出したいと感じていました。

転職活動はどのように進めましたか?

まず大手の転職支援サイト3~4社に登録しました。すると「リージョナルキャリア愛知(株式会社リンク・アンビション)」の転職コンサルタント、花木さんからご連絡をいただきました。

他の転職支援サイトの担当者は、とにかく入社させようと、希望する条件にまったくマッチしていない会社を平気で紹介してくる方も多かったのですが、花木さんは、私のキャリアを一番に考え、転職しないという選択肢も踏まえて、非常にフェアに求人を紹介してくれていると感じました。「この人なら安心して任せられるな」と信頼できましたね。個別ヒアリングをしてくださり、話していく中でニーズを深掘りしてくれました。

今の会社は、もともと求人があったことは知っていましたが、仕事内容的にも狭い範囲で希望に合わないと思っていました。そうしたら花木さんが、幅広く業務を行えるよう、会社にポジションを提案してくれたんです。こんなこともあるんだなと驚きました。

求人というのは出ているものに受かるか受からないか、しかないと思っていたので、自分のことをPRしてくれたというのが本当にありがたかったです。コロナ禍だったため、花木さんとはほとんど会わずに遠隔で話を進めていたのですが、顔が見えなくてもとても丁寧に対応してくれました。

今の会社に決めたポイントは?

まずは自宅から通えるので、プライベートと仕事のバランスが取れそうだなというところです。転職するにあたり、そこを一番重視していたので。それから前職で取り組んできたことを、そのまま活かせるのではないかと思いました。

火力発電メインというビジネスモデルが同じで、設備構成、メーカーも前職とほとんど一緒だったんです。違いとしては、以前は蒸気を販売していないことくらい。蒸気は近隣の会社にしか販売できないという特徴があるんですよね。入社したらすぐに自分の知識をフル活用し、貢献できると思いました。

また、会社自体は大きくはないですが、全体のビジネスモデルを把握できるという点においてもいいなと感じました。

ワークライフバランスを重視した生活を実現。

転職していかがですか?

一番に、家族との時間が増えて良かったです。ただでさえ単身赴任時代は平日まったく会えませんし、自宅でテレワークをしていた時も、一人だけいつも忙しく、2階で22時~23時くらいまでは働いていましたから。以前は自宅で単身赴任をしている感覚でした。

それから会社のビジネスモデルについて、理解が深まりました。思った以上に幅広く、今までやっていなかった経理や総務、労務等の業務も任せてもらえ、非常に勉強になっています。

それに加えファイナンス面、銀行融資についても学べました。設備保全については、前職では担当していなかったボイラ・タービンなどの機械設備についても取り扱っています。頼りになる先輩の指導の下ひとつずつ確実に学んでおり、日々成長を実感できています。

前職とはメンテナンス方針1つとっても、アプローチ、判断基準が異なります。その辺の考え方の違いを学べたことも非常に興味深く、成長に繋がっていると感じます。

転職して良かったと思うことは?

愛知に戻り、地元企業で働くことになったのですが、お客さんの顔が分かるのがいいですね。前職ではお客さんの姿がまったく見えませんでした。発電した電気を多くの方が使っていたとは思うんですが、特定の人ではなかったんです。

今の主たるお客さんは、コンビナート内の工場の方々。電気は特定の会社と契約をしていて、販売先も契約している会社だけですし、蒸気は長い距離運べないというのが特徴。近隣の工場にしか提供できないものなんです。お客さんが決まっていて、顔も分かっているので、「私たちがこのエリアのエネルギーを何としても供給しなくてはならない」という使命感があります!

そして以前の会社よりも、意思決定のスピードは格段に速くなったと感じます。何か新しいことを始める際は、役職者に順番に尋ねるのではなく、社長や部長に直接提案できるので、決定までの時間が短く、前職よりも多くの仕事に取り組めるようになりました。例えば、新型コロナ対策の社内方針変更や保全業務のコストダウン検討、プラントの運用改善など幅広い仕事を行えています。

現在、社員は30名弱ですが、メンバーにも非常に恵まれていると感じます。先輩社員は、仕事でわからないことがあると、親切に教えてくれますし、年配の方たちも新しいことをスムーズに受け入れてくれます。柔軟な考えができる風土をすごく気にいっています。

困っていることや課題はありますか?

困っていることは、まったくありません(笑)。前職と業種・設備がほとんど同じで、背景知識があったため、慣れるまでには時間がかかりませんでした。自分の意見も主張しながら仕事を進められています。

生活面の変化はありましたか?

家族と一緒に暮らせることが何より嬉しいです。下の子が1~2歳くらいの時に単身赴任したのですが、たまにしか会わないので、当時保育園のお迎えに行ったら、泣かれてしまったこともありました。上の子は小1なのですが、休みの日はポケモンGOをしながら散歩しています。平日も一緒に家族との食事の時間をつくれるのが嬉しいですね。

残業は、実は今でも結構あります。妻も働いているので、できるだけ早く自宅に帰るようにしています。家族と共にご飯を食べ、子どもと一緒にお風呂に入ったり、遊んだりして子どもたちが寝た後テレワークで仕事をしています。

前の会社でもテレワークをしていたのですが、遅い時間までずっとテレビ会議をするという環境でした。今は子どもたちと一緒に過ごせる時間があるので、メリハリのある生活ができています。

自宅から歩いて行ける公園は5~6カ所あり、子育てするにはすごく恵まれた環境に住んでいると思います。名古屋へは電車で1本、30分くらいで着きますし、車でUSJのある大阪や東京方面にも出やすいですよ。実家の岩手へは、名古屋空港から飛行機であればドアtoドアで4時間程度のため、その環境にも満足しています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職が成功するかどうか、というのは非常に難しい問題だと思います。家庭の事情などもあると思いますが、人生は一度きり。悔いのないように、やりたいことをやるべきだと思います。

一昔前は、転職というとハードルが高い印象があったと思います。しかし今は、そういう時代ではないですよね。大手企業でも本当に安定しているのか、本当にやりたいことができるのかわかりません。ポジティブに捉え、自発的にする部署異動という感覚で、自分の進む道を自分で決めるのが大事です。自分の人生ですから。

私もはじめは勇気が出ませんでした。しかし人生を豊かにするためには何がベストかを考え、家族や転職コンサルタントの花木さんと幾度も相談を重ねた結果、転職の道を選びました。

転職は今までとはまったく違った風土で、様々な考え方、見方があることを学ぶことができるので、自分のキャリア上で力をつけていくための選択肢の一つだと思います。

今までの自分を見つめ直し、何に満足し、何に不満を抱いているか、将来自分がどうなりたいか、そのためにはどういうスキルを身に着けたいかを分析し、信頼できる方に相談されるのが望ましいと思います。

また、入社前後のギャップを極力埋めるべく、面接前に志望する会社の方と腹を割って話す機会が設けられたら、と思います。そういったことが難しい環境でしたら花木さん経由でいつでも相談に乗ります。

担当コンサルタントから

株式会社リンク・アンビション 
花木 晃

当時、倉敷さんは東京での単身赴任。愛知にご家族がおられ、持ち家もあるのでUターンされたいということでご相談いただきました。面談では、高学歴、頭脳明晰でありながら、高いコミュニケーションスキルと、仕事に対する情熱を持ち併せておられ、魅力的な方という印象でした。名南共同エネルギー社についてはご存知でしたが、企業規模が小さいということもあり、年収面を含め懸念をお持ちでした。そのため、同社から、現在の財務体質、今後の事業計画などの情報を提供いただき、倉敷さんと共に精査しながら、懸念を払しょくしていきました。年収についても、元々はスタッフ募集だったところ、企業への提案を通して、ご家族を含め納得のいくラインに乗せていただき、最終的にすべてご納得いく形での転職となりました。ご入社当時は経営管理としての業務でしたが、現在は採用の窓口もされているため、会社の今後の方向性についての話はもちろん、バーベキューの話など公私共にお付き合いをさせていただいております。

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る