2020.06.12
「大手企業で安定した転職をしたい!」方へ <愛知の転職コラムVol.012>
こんにちはキャリアコンサルタントの種市です。
今回はとても大事なことを書きます。
応募企業の選定や、内定獲得後の決断時に
転職理由はさておき、いつのまにか大手企業の求人を選択するケースがよくあります。
もちろんですが、明確な目的意識の基での転職であれば大手企業でも問題は全くありません。
しかし「名前が知られている事に安心感がある」「待遇が良い」「企業の内部の事はよくわからないので名前で選ぶ」など、
気持ちはよくわかりますがこのまま進めると危険な転職と考えています。
理由は大きく2つです。
山一證券の破綻に始まり、毎年のように売上数千億円規模の所謂、大企業が倒産しています。
今年45歳のリストラが既に1万人です。リーマンショック規模との事。
この年齢で早期退職となった場合、計画的にキャリアを積んできた方でないと次の転職先を探すことはハードルが高くなります。
仕事内容・勤務地が変わる異動は自分の希望と関係なく決定されます。
そして会社都合で一貫性のないキャリアを築いていくこともあります。
年を重ねリストラなどで仕事を探さなくてはいけないときに一貫性のないキャリアは評価されません。
グローバリズムが普及して「定年まで安心な大企業」は無くなりました。
組織に属する前提で70歳まで働くと考えると、転職先の選定では「どんな仕事ができて、どんな経験が積めるのか」を考える事が必要な時代になってきたのです。
この記事を書いたコンサルタント:種市 一仁