2020.07.17
転職理由を聞かれたらどう伝えるか <愛知の転職コラム Vol.017>
コンサルタントの内田です。
今回は、面接時に面接官に対して転職理由をどう伝えるか、についてお話します。
求職者の方から面接前に聞かれる事で『最も多い質問』かもしれません。
以下2つに分けて説明していきます。
退職を決意するに至った経緯は、恐らく複雑で、様々な登場人物や、
言葉で言い表せない感情等が有り、一言では言い表せないケースが多いかと思います。
面接官に理解してもらおうとするあまり、事が起きた時にさかのぼり、
時系列に丁寧に描写していくと話が長くなり過ぎてしまいます。
限られた時間で分かりやすく伝えるために以下を意識してみてください。
■この話の結論(なぜ辞めようと思ったのか)
例えば:「自分の専攻分野とは全く違う部署への異動命令が出た事です」等
■状況や背景の説明
例えば:これまで何を専攻しており、どの部署にいたか、どんな部署へ異動命令が出たか
■その何が問題なのか
例えば:なぜ、その異動命令が受け入れられないのか
完結にまとめて話す事で、初めてこのエピソードを聞く面接官も理解がしやすくなります。
何とかしてポジティブな内容に変換して伝えようとし過ぎる必要は有りません。
退職しようとしている=何か受け入れられない嫌な事が有る、
という事は面接官も承知の上です。
オブラートに包み過ぎて、話の核心が掴めず、
「なぜ辞めるのか分からない」と思われる事は避けるべきです。
もちろん他責にしすぎる様な言い方は良くありませんが、
転職を考え理由を隠して入社できたとしてもまた同じ事が起きてしまう可能性が高いです。
また、複数社経験している方の場合、
それぞれの退職理由を尋ねられますので、過去に遡ってしっかり整理し、
一度書き出してみると、自分の判断に一貫性が有るのかどうか分かりやすくなります。
そうする事で自分でも気付いていない価値観等が発見できるかもしれません。
面接前は誰でも緊張するものです。迷った際は是非、ご相談下さい。
この記事を書いたコンサルタント:内田 康太