2020.07.31
転職市場での「資格」の考え方 <愛知の転職コラム Vol.019>
こんにちは、コンサルタントの池戸です。
今回のテーマは「資格」。
中途採用市場においては、資格は求人情報の応募条件に定められていたり、
また転職者の自己PRの一部として活用されたりなど大切な要素のひとつですが、
今回のコラムでは企業が資格をどう捉えているか、について記載したいと思います。
転職市場において、資格は実務経験と併せて評価されます。
逆に言うと、資格を保持していても実務経験がない場合、選考がうまく進まないことが多いです。
中途採用を行う企業は即戦力を求めます。
(特に弊社では35歳以上のミドル~ハイクラス層の採用したいという企業をご支援するケースが多くなっています。)
そのため、資格取得できる知識があるだけではなく、その知識を実務に落とし込める人材を求めています。
まれに、実務と関係のない資格を取得し、
その資格を活かしてキャリアチェンジを目指すご相談をいただくこともありますが、
上記の通り資格だけだと難しい場合が多いです。
これから資格取得を目指す場合も、繰り返しになりますが、
「資格」と「実務経験」をセットで考えて進めことが有効です。
求人票などの応募条件に資格が記載されている場合、何のために必要な資格か調べましょう。
例えば、電気主任技術者、建築士、弁護士etc...など、
資格がなければできないライセンス系の場合、資格取得は必須。
今後歩むキャリアと目指す資格が一致している場合は、積極的な資格取得がいいと思います。
また一方で簿記、TOEICなど資格があることでプラスに働く資格、
実力の証明としての「資格」は「実務経験」とセットで取得することもおすすめ。
どちらにせよ、「転職に有利そうだから」と漫然とした理由ではなく、
今後の自身のキャリアから逆算して資格取得をしていくことが重要です。
今回のコラムを書いたコンサルタント:池戸 岳